ヒビノログ

個人的なメモを淡々と記録していくブログ。最近はLaravelやスマートフォンの話題など。

Innovation Sprint 2011 に行ってきた

Innovation Sprint 2011に行ってきました。

当日の流れやあったコトについては Twitter にまとめられているので、ここでマイペースに感想を書いてみたいと思うよ。

ひとまず、午後の事例紹介から。

東証 宇治さんと富士通 金子さんの allowheadの話や、NTTデータ柴山さんの分散アジャイル開発の話、プリウス誕生までの佐々木さんの話、どれもゴツゴツとした、というか、その開発の場に居合わせたかのようなキリキリとした緊迫感がこちらにも伝わってきて、1つのSprintが終わるたびにグッタリとしてしまったのだけど、

「リーダーがわかりやすいメッセージを掲げて、そこに向かって1つになれること」 「やりきる力」

この2つが「突き抜ける」ためのキーなのかなぁと思った。

まーでも今回は、野中先生の話にだいぶヤラレてしまった。

「大丈夫か?」が流行っているが、大丈夫か?には論理的に答えられないんです。リーダーはホラを吹いてでも、大丈夫だと言おう。「大丈夫だ、やりながらわかるんだ」と。やっぱ明るく行きたいよね!

ふだんお客さんから「大丈夫ですよね?」みたいな聞かれ方をすることはホントに多い。

心のなかで「なんだよ大丈夫って」とツッコミを入れつつ、できるだけ正直に説明するようにはするんだけど、わからないコトをわかりませんと言えないのも事実で、どうも歯切れの悪い回答になることもある。当然お客さん側は浮かない顔をする。

そういうときって結局、こっちからの「大丈夫です!」を聞きたがってるんですよね。

正直、罠なんじゃないかと思うことはあるし、実際そうだったりすることもあるけどw、そういう「大丈夫です」の言い方があるんだね、という大きなヒントをもらった気がする。わからない部分もあるけど全力を尽くしますよ、という決意表明。 そして、野中先生ほどの年齢の方が「楽しめ」と言ってくれたのには大いに勇気づけられた。

川口さん(@kawaguti)はジェフ・サザーランドさんを日本に呼びたいということを折にふれて言ってた。言い続けて、それに向かって具体的に動いて、実現させた。そして、川口さんがそういう思いを持った経緯として、Linusさんを呼んだ吉岡さん(@hyoshiok)@に触発されたとも言っていた。

想いは伝染する。

吉岡さんがLinusさんを呼ばなければ今回のイベントは無かったのかもしれないし、そのおかげで、来場したみんなが野中先生とジェフさんの話を生で聴く機会に恵まれた。 そしてこの場で共有された想いは、きっと今後それぞれの現場で生かされることと思うし、生かさなければならないと思う。

ジェフさんが「一人の人が複数プロジェクトに関わるのは良くない」と言ってたけど、懇親会で話す限り、複数のプロジェクトを掛け持ちしてる人は多い。このイベントに来る事も叶わず仕事に追われてる人もいるだろうし、イベントに社内メンバーや上司を誘ったけど連れて来れなかった人もいる(僕もその一人)。自分の現場では苦戦してる。

それでも、やりかたはあると思うし、道があると信じたい。

実際の仕事の現場でもしっかりと価値を作っていくこと。想いを伝えて行くこと。 そして、「お金」についても真摯に考えること。 これはぼくがいわゆる「コミュニティ活動」に参加するようになってから自分の中でずっとテーマにしていること。今回みたいな「場」が「非日常」じゃダメなんだよね。

当日の流れはこちらで。 http://togetter.com/li/88789