XDev2010に行ってきた
X-over Development Conferenceに行ってきました。
マイクロソフト 長沢さん ソフトウェア開発でのアジリティを高めるために。これまでの「個の力」だけではなく、チームとしての力を。そしてIDE+ツールによる自動化、省力化を、という話。長沢さんのセッションはVisual Studioの話を軸にしつつも開発の現場をもっと良くして行きましょう、という根っこの思いが常に感じられるので聞いていて楽しいです。
僕が社会人になって最初に仕事で使ったのはVisualC4.0だった。訳もわからないまま、ツールに言われるがままに組んで行くだけで、実行ファイルがポンと生成されるのがなんだかすごいなぁと思った。
Visual Studio 2010には、TFSに代表されるようにチームでの開発や情報共有などを意識したアプリケーションが組み込まれている。今は、Visual Studioの製品群の中でまだ若干浮いた存在にも見えるけれど、今後さらに密接に、開発者が意識しないレベルまで仕組みや考え方が浸透していくのだと思う。
今後、Visual Studioを使っている開発者は、構成管理、スケジュールやタスクの共有、自動テスト、継続的インテグレーション、そういうのが当たり前になっていく(意識せずとも)。Web系とかオープンソースとかだとこのあたりを自前で始める必要があってちょっと辛いのだけど、でも、とにかくやらなきゃ、いう気持ちを新たにした。
奈良先端科学技術大学院大学 森崎さん いちいちうなずきながら聞いてたので隣の人に怪訝そうな顔で見られたw。
- レビューが儀式のように形骸化してませんか?
- コミュニケーション不足
- リソースの不足
- 事前合意、意識合わせの不備
- 「指摘が自らを助ける」。チームとしての考えを。
- 設計段階からこまめにレビューを。それだけでも効果がある。
- 目的を明確にして、レビューに必要な人を入れよう。誤字脱字の指摘などで終わらないように。
- コードレビュー、自動化できるものは自動化を。仕様書で「早く」「等」といったワードがある場合は明確にする。