ヒビノログ

個人的なメモを淡々と記録していくブログ。最近はLaravelやスマートフォンの話題など。

LaravelのWelcomeページデザインの変遷

Laravel Advent Calendar 2015 の6日目です。

Laravelに限らず、フレームワークのセットアップ完了後にドキュメントルートにアクセスすると表示されるウェルカムページは、フレームワークの顔とも言えるものですが、Laravel はどんなデザインだったか? github でバージョン3まで遡ることができるので、その変遷を追ってみます。

まずは Laravel 3.0 です。 f:id:kurikazu:20160608142129p:plain

Laravel 3.0 では、このページがどうやって表示されていてテンプレートはどこにあるか、といった説明が記載されています。またオフィシャルページやフォーラムへのリンクもあって利用ユーザーを広げる工夫が見られます。 このテンプレートファイルは /application/views/home/index.php となっていて、bladeエンジンは利用されていないです。

続いてLaravel 3.2。 f:id:kurikazu:20160608142138p:plain

このバージョンで画面右上にLaravelのロゴが登場します。それ以外の内容は3.0とほぼ同じです。 テンプレートファイルは /application/views/home/index.blade.php となり、ここからBladeエンジンが使われます。

続いてLaravel 4。 f:id:kurikazu:20160608142306p:plain

Laravel 4のころから日本でも注目され始めたので、見たことのある方も多いのではないでしょうか。Laravelの鮮やかなロゴが「You have arrived.」というメッセージとともに画面中央に表示されています。ロゴ画像はファイル参照ではなく、Base64エンコードされview内に直書きです。テンプレートファイルは /app/views/hello.php です。あれ、Blade使われてない...(使うまでもないページですが) ちなみにLaravel 4.0では配置が完全なセンタリングにはなっておらず、その後のアップデートで更新されました。

そして最新の5〜5.1。 f:id:kurikazu:20160608142330p:plain

「Laravel 5」と書かれたシンプルなデザインです。フォント名は「Lato」というもの。5から5.1に変わるときに記載も一緒に変わるかと思いましたがそのままでした。12月に出るらしい5.2でも同じようです。 テンプレートファイルは /resources/views/welcome.blade.php です。

というわけで、Laravelのウェルカムページの変遷を見てきました。 Laravelはこれまで1〜2年に1度のペースでメジャーバージョンアップが行われ、Laravel5.1がLTSとなった今なお、アグレッシブな変化が続いています。それを象徴するかのようにWelcomeページも3、4、5とテイストがまったく似ていないのが面白いです。

追記(2015/12/10) Taylor さんのツイッターで「Homestead で Laravel 1.0 が動いてるよ!」というツイートがあったので紹介しておきます(リンク先で画面も見られます)。