アジャイルプラクティス
今頃ですが読みました。
「アジャイル」というタイトルが付いていて、実際、 「こんな時にアジャイルの考え方や手法をこうやって取り入れられるよ」 という話の構成にはなっているものの、手法は問わず、 システム開発全般に取り入れられる考えが多数掲載されている。
今まで開発に携わってきた中で、 文中に幾度も登場する「悪魔の囁き」は心当たりのあるものが多くて、 たとえば
コードのそんなところまで理解していなくても大丈夫さ。 そのまんまでちゃんと動くみたいだぜ。 ちょっとだけイジればいいんだよ。
これに対して天使の
応急処置の誘惑に打ち勝ちなさい。 いつでもきれいな状態のコードを見せられるように 全力を尽くしなさい。
という助言。 そうなんだよねー。
こんな風なプラクティスが4~5ページ程度にまとめられ、 それが40ほど入っている。とても読みやすい。 日々の業務に追われていると忘れがちになるコトを 思い出させてくれて、かつ、あるべき姿を示してくれていると思う。
ふとした時に、パッとランダムにページを開いて読み返して、 「よしっ」と奮い立てる、そんな本。
アジャイルプラクティス 達人プログラマに学ぶ現場開発者の習慣
- 作者: Venkat Subramaniam,Andy Hunt,木下史彦,角谷信太郎
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2007/12/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 35人 クリック: 995回
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